アマゾンがえらい押してるので中味も見ずに買ってみたが、案の定つかまされたw。というのは言い過ぎだが、頭のいい人(というかこういう特殊な頭の使い方になじんでる人)にしか分からない非常に「抽象的」(←本書のキーワード)な内容と思う。
トンデモ本ではないとは思うが、ちょいと一般人には理解し難い世界。少なくとも「本を読めば誰でもできる」ような内容ではないと思う。著者曰く、「過去問をするぐらいなら教科書を一冊丸暗記せよ」とか「英語脳を作るには英語のドラマを一日12時間、少なくとも3週間見続けよ」とか「IQを上げればいままで1年かかったものが1日でできるようになる」とか、なんだかなー。IQを上げる「新しい脳」「超並列脳」の作り方の説明もあるんだが、これもヒジョーに抽象的で(リラックスする→集中する→抽象度を上げる→
共感覚を作る)どーも実践する気が起こらんのよね(子どもの頃に
「ムー」を読んで必死にやってた『
幽体離脱』の練習を思い出したw)。著者主宰の
セミナーなんかに参加すればいいのかもしれんが、そうするとこの本は
セミナーのための集客本と思えてきて腹立たしい。
ただ、なるほどと思う記述もいくつかあり。例えば、クリティカル・エイジの話とか、既知的なものは覚えようとしない脳の仕組みとか、時間は未来から過去に流れるという話(したがって未来の思考が重要=思考は現実化する)とか。
あーでもこの方法論を修得してる人から見れば、自分なんかはかなりアホに見えるんやろなあ・・・。