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PDA・デジモノ・その他雑多なジャンルからのレポートやWeb情報、テキトーに書かれる私的日記などからなるブログです。不定期更新。(・∀・)ノ ヨッポ

海外の格安な体組成計の実力やいかに?

先日、新しく体組成計を買ったという話です。体組成計とは体重以外にも、脂肪量とか筋肉量とかを測れるあれです。

今までも我が家に体組成計はあるにはあった。タニタのインナースキャンというやつ。型番はBC-522。2005年発売なのでだいぶ古い。数千円だったか、値段は忘れたけどそんなには高くなかったはず。まだ全然現役で壊れる気配もない。電池もほとんど変えた記憶がない。

インナースキャン

なので使い続けてもいいんだけど、こんな記事を読んでしまいまして。

ならば買い換えざるを得ない。

こんな記事→海外製スマート計、驚異のコスパに案じた日本企業の未来

記事では、ビックデータとAIを利用した海外のヘルスケアビジネスの進化を論じつつ、3000円程度の海外格安製品と10000円を超える国内メーカーの製品とで計測の精度ではすでに差別化できない、という事実を指摘しています。

3000円程度の海外製品でも1万を超えるタニタのような最新の国内メーカーの製品と同等の性能だと言われれば、これは試してみたくなるってもんです。

というわけで、記事でも登場していた蓮舫、じゃなくRenphoという米国メーカーの体組成計を購入してみました。型番はES-26P3で、記事の製品より新しく、今のところ最新型。お値段2999円のクーポン割引で2000円ちょっとでした。安い。

早速使ってみたところ

で、Renpho ES-26P3が届いたので早速使ってみたところ、やはり15年の進化はすごいですわ。

体組成計

前のやつは足でスイッチをポンと押して乗って(家族4人まで登録できる)、計測後は体重計のボタンで切り替えつつ結果を表示するようになってました(体重、体脂肪率、内臓脂肪レベル、筋肉量、推定骨量、基礎代謝の6種類の結果が分かる)。

ただ、乗る→測る→降りてボタンを押して確認する、という作業が意外と面倒なんですよね。しかも結果表示がわりとすぐ消えてしまうんで、焦って見なあかんし。記録も自分でどっかにメモっとかなあかんし。

それでも家でいろいろ測れるだけすごいということで、最初は喜んで使ってたんですけど、まあだんだん使わなくなったんですよね。最近は単なる体重計と化してたり。

それがあーた、今や安っすい海外メーカーのものですら、スマホアプリとの連携はあたりまえ、先の6種類どころか、倍以上の13種類(体重、BMI体脂肪率、除脂肪体重、皮下脂肪、内臓脂肪、、体水分率、骨格筋、筋肉量、骨量、たんぱく質基礎代謝量、体内年齢)の計測がでけるんですよ。オラおでれーた

しかも、このスマホアプリがなかなか良くできてまして。いったん体重計とスマホBluetoothでつなげておけば、アプリを立ち上げて体重計に乗るだけで、ものの数秒でスマホアプリに13種類の結果が登録される。一つ一つ詳細が確認できてグラフ化もしてくれる。体重計にはなんのボタンもない。乗るだけ。なんちゅー便利さ。

しかもしかも、前のタニタのやつは家族がそれぞれ自分のスイッチ(1から4の番号がついてる)を押して使うんですが、新しいやつは体重計に乗るだけで乗った人の体重から誰のデータかを識別してデータを個別のスマホに送ってくれるという賢さ(間違ってると、いいのか?と指摘してくれるそうな)。

あと形もガラスパネルを使った薄くてオシャレなデザインで、インテリアとして居間に置けるレベル。

というわけで、これは日本のメーカーも手をこまねいているとあっと言う間に駆逐されるぞ、と危惧するわけです。頑張ってほしい。

ところで、データの精度は?

さて、本機のデータ精度ですが、果たして記事のように良好な結果がでるか。

先々月にフィットネスジム(アーバンフィット24)で測った記録があったのでそれと、今までのタニタのインナースキャンのデータと3つで比べてみました。

ちなみに、ジムの体組成計はMC-780Aというやつで、調べたら70万円ぐらいする業務用のいいやつで、精度もかなり正確に出るとのこと。そこで、ジムで測ったデータを基準にして他の機種と比べてみると、なんとなく傾向がわかってきた。

Renpho ES-26P3 の傾向

  • 体重はほぼ正確
  • 体脂肪率は多めに出る傾向
  • 内臓脂肪率は少なめに出る傾向(皮下脂肪が多いということ)
  • 筋肉量は少なめに出る傾向
  • 推定骨量も少なめに出る傾向
  • 基礎代謝も少なめに出る傾向

という感じ。一言で言えば、「あんたもうちょっと鍛えなあかんで」とハッパをかける方向にベクトルを向けてる気がします。なので、先の記事がいうような、業務機と同等の精度、というには、ちょっと無理がある感じ(先の記事はES-26P2という一つ前の機種なので単純比較はできないが)。

まあ、このへんの正確性って基準となるデータとか測る個人によっても違いが出るところなんで、あんまり突き詰めても意味はなし。僕らとしては自分の持ってる機種の傾向を把握しつつ、数字そのものよりも、数字の推移を参考にしながら、日々の運動をがんばるというのがよろしかろうと。

筋トレがんばろ。

というわけで

健康の維持は終活の一大テーマ。2000円程度で、乗るだけで各種データを勝手に記録してくれて、自分の体組成管理を気軽にできるのはひじょーにコスパがよくて便利です。

なので、もし体重計の買い替えを検討してるなら、こういう格安海外メーカーの体組成計も選択肢に入れてみるのもよいかと。