ムシムシしてた空気も今日辺りからちょっと爽やかになってきた気がします。週明けには関西もいよいよ梅雨明け宣言でしょうね。(^o^)
前に「大往生したけりゃ医療とかかわるな〜「自然死」のすすめ」(中村仁一著)という本を取り上げ、そこで
「老い」を「病」にすり替えず、できるだけ自然に「死んでみせる」のが年寄りの最後の仕事
という著者の主張を紹介しました。
これに真っ向から挑むのが長寿医療の研究者たち。
今週号の週刊朝日の記事からの紹介ですが、かなりのその研究は進んでいるようです。
老化は治せる時代に? 「老化細胞」除去でがんや糖尿病を予防
「老化は病の一つ。多くの人にこの認識はないでしょうが、研究者の間ではここ15年ほどで老化は『病だからこそ治せる』という認識になりつつあります。近い未来、この考え方は一般的になっていると思います」
そう語るのは東京大学医科学研究所の中西真教授だ。中西教授らの研究チームは今年初め、「老化細胞を除去する薬を発見した」と発表し、大きな話題を呼んだ。その薬とは「GLS1阻害剤」。健康寿命を劇的に延ばすのではないかと期待されている。(老化は治せる時代に? 「老化細胞」除去でがんや糖尿病を予防(1/2)〈週刊朝日〉 | AERA dot. (アエラドット))
研究者の間では「老化」を「病」と捉えて、病ゆえに治せるという認識になってきているそうです。しかも、すでに治験は進んでいて、早ければ10年以内にも老化細胞を除去する薬が実用化される可能性があるようで、これはエライコッチャという感じ。もしかすると人生100年どころか「人生120年時代」がスグそこまで来ているのかもしれません。
もちろん、いくら老化を防げても「死」までは防げないようですが、老化細胞を除去することで老化による体力の低下もなくなるそうで、がんも起こりにくくなるとのこと。もちろん認知症も起こりにくくなり、高齢者の医療費問題も介護問題も解消するでしょうし、平均寿命と健康寿命の差がなくなり、死ぬまで活動的で、誰もが「ピンコロ」を実現できるようになるかもしれません。
出典:令和2年厚生労働白書(厚生労働省)
これが現実になればスゴい世の中になりそう。 でもその反面、老後資金の問題が大きくのしかかってくるわけですが…。
今週号の週刊朝日には上記老化細胞除去薬のほか、抗老化サプリ(すでにホリエモンなどが愛飲中らしいです)の話や人工臓器の話など、抗老化研究の最前線がレポートされております。