今日も暑い一日でしたね。
今日のコロナ
今日、首都圏に加え大阪にも緊急事態宣言発令が決定されました。
首都圏3県・大阪への宣言拡大決定 東京・沖縄は延長 重点措置、5道府県追加
政府は30日の新型コロナウイルス対策本部で、埼玉、千葉、神奈川の首都圏3県と大阪府に新型コロナ対策の緊急事態宣言を発令すると決定した。期間は8月2~31日まで。8月22日までの東京都と沖縄県への宣言も31日まで延長する。宣言の対象は計6都府県に広がる。飲食店の酒類提供は一律停止する(首都圏3県・大阪への宣言拡大決定 東京・沖縄は延長: 日本経済新聞)
といっても、これまでと変わらない自粛要請にとどまるということで、感染拡大は止まらないと思います。
前から言うように、もともと感染者が少なく、ワクチンが高齢者にほぼ普及して重症者・死亡者が減少してきている日本の現状では、感染者の数で一喜一憂するのはもうやめて、イギリスのような対応に転換する時期にそろそろきているのではないでしょうか(もうちょっとワクチンが普及する必要があるかもしれないが)。
イギリス在住の作家の下記のレポートは、まさにイギリスが長尾ドクターの提言どおりの行動に入っていることを示唆しています。
「観客6万人がマスクなし」1日5万人感染でも"普通の生活"に戻った英国と日本の違い すでに世界初の集団免疫が成立か
一方で、今回のロックダウン解除は、多少極端な言い方をすれば、成人に十分ワクチン接種が行われて重症化・死亡リスクは極めて小さくなったので、接種を受けない人たちはもうコロナに感染してもらって、抗体を獲得してもらい、集団免疫を作ろうという思惑があるようにも感じられる。(「観客6万人がマスクなし」1日5万人感染でも"普通の生活"に戻った英国と日本の違い すでに世界初の集団免疫が成立か (3ページ目) | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン))
もちろん感染者が増えると隔離治療が必要となるケースも増えます。そうなると日本では医療崩壊の懸念が叫ばれることになる。しかし、日本より感染者が一桁違うイギリスや他の先進諸国で医療崩壊を聞かない。なぜ日本だけ医療崩壊なのか。
想像を絶する感染状況の英国で医療はなぜ崩壊しないのか
国営型の英国では、全国民が無料で医療サービスを受けられる。ただし、かかりつけ医が決まっていて、かかりつけ医がもっと高度な医療が必要と判断したときに限って大病院に紹介される。医療全体に統制が行き渡っていると見ることができ、患者にとっても医師にとっても自由度が少ないシステムと言える。
一方、日本では保険証とお金さえ持っていけばどこの病院でも診てもらえるし、医師は自由に開業できる。自由度が大きいシステムと言えるが、欠点は開業医と病院、あるいは病院同士の連携が悪いことだ。統制がとれていないのだ。(想像を絶する感染状況の英国で医療はなぜ崩壊しないのか - 高橋真理子|論座 - 朝日新聞社の言論サイト)
上記のレポートにも詳しいが、要は有事における日本の医療システムが脆弱過ぎるということ。ベット数は足りているのに国にこれを配分する権限も能力もない。さらに感染症2類相当の扱いにより医療リソースも無駄に食われている。
政府のリーダーシップに期待したいが、あの菅さんではなあ、という。 どうしたもんでしょうね。
今日の統計
PCR検査 実施人数 | 陽性者数 | 入院治療等を要する者の数 | 死亡者数 | |
---|---|---|---|---|
うち重症者の数 | ||||
18,290,773 (+92,185) | 902,718 (+10,697) | 54,572 (+6,581) | 626 (+87) | 15,173 (+13) |