アメリカン・ニューシネマの代表作といわれる『イージー・ライダー』(1969)を、実は初めて見てみた。
あのあまりにも有名な曲、ステッペンウルフの 「Born To Be Wild」(ワイルドでいこう!)
この曲は何度聞いたかわからんぐらい聞いているお気に入りな曲なんだが、肝心の本編は「いつか見よう」と思ってから40年ぐらい経ってしまった。
あらすじとか解説とかは今さら過ぎるので省くけど、確かにこの映画の登場で、その後の世界の映画作りがガラリと変わったであろう革命的な映画であったことがよくわかった。
制作費34万ドルで、興収が6000万ドルっていうんだから凄まじい。
吹き替えで主演のピーター・フォンダをルパンの山田康雄が演ってたのが嬉しかった。なんか染みる声なんだよね。
ピーター・フォンダ、デニス・ホッパーもいいが、やっぱりジャック・ニコルソンがなんとも言えんいい演技をするんだよなあ。この映画でアカデミー賞の助演男優賞にノミネートされて一気にスターダムにのし上がっただけのことはある。
というわけで、僕のように、見ようと思ってまだ見てない諸兄はぜひ見てみてください。自由を封じ込めようとする当時のアメリカ社会と、コロナ禍の現代社会が妙に重なって見えることうけあい。