理想の歯磨きの時間は3分
みなさん歯磨きは何分ぐらいしてるでしょうか。3分ぐらいが理想とも言われてますよね。
一般的には、毎食後3分間の歯磨きが推奨されています。 28本(親知らずをいれると32本)の歯の汚れをしっかり落とすために、丁寧に磨くとなると3分間ほどかかるためです。(出典:【歯科衛生士監修】1回の歯磨き時間の目安。理想的な時間帯・タイミングは? | 【サンスター公式】お口とカラダコラム)
僕はだいぶ長いこと風呂に歯ブラシを持って入って、湯に浸かりながら10分以上かけて磨いていて、さらにデンタルフロスで仕上げるのが習慣でした。
つまり歯のメンテナンスは人並み以上にしっかりやってたつもりだったのですが、いつの間にか知覚過敏になってしまい、それが治らず結局歯の神経を抜いたり、その神経を抜いたために歯がもろくなって歯周病気味になったりで、歯に関しては数年来不調が続いています。
どうも、歯医者によると磨き過ぎがひとつの原因のようです。 なんでも過ぎたるは及ばざるが如し(by 孔子)ですな・・・
で、最近は歯磨きは短めにを意識しているのですが、歯の不調はなかなか快癒せず、ときどき歯茎が痛んだり、腫れることもあったりで、悩みのタネでした。
歯間ブラシは時短になる
そんななか、先日、歯周病の治療に訪れた歯医者で歯間ブラシをすすめられました。
実は前々から歯間ブラシはたまに使ってましたが、デンタルフロスのほうをよく使っていたので、歯間ブラシはよっぽど歯に挟まった感があるときしか使っていませんでした。
そもそもあの針金を歯間に入れるのが苦手なんですよね。
しかしながら、今回改めて歯間ブラシをしっかりやってみて分かりました。
歯の汚れの大半は歯間にあって、歯間の汚れは歯ブラシより圧倒的に歯間ブラシのほうがよくとれる、という当たり前の事実に。
そして歯ブラシに歯間ブラシを加えると、歯ブラシで磨く時間が激減することに。
さらにデンタルフロスより歯間ブラシのほうが圧倒的に効率的かつ素早く歯間の汚れが取れることに。
つまり、歯ブラシ3分より、歯ブラシ1分半+歯間ブラシ30秒のほうが確実に歯の汚れが取れます。磨き過ぎも防げます。
またデンタルフロスより歯間ブラシのほうが確実に早く歯間の汚れが取れるので、デンタルフロスは歯間ブラシが入らないような狭い隙間にだけ使えば良いのです。使い分けです。
歯間ブラシはどこのものがいい?
歯間ブラシもいろんな種類が売っていますが、結論的には、どこの歯間ブラシでもいいでしょう。
ただし、汚れをしっかり取るには、ゴム製の柔らかいものより、金属製でブラシがしっかり付いているもののほうが良いようです。
僕はダイソーの5本100円のものを使ってます。 一つずつキャップが付いているのがグー。*1
金属製は使い始めに多少慣れが必要ですが、慣れてしまえば手早くブラシできます。
なお歯間ブラシのサイズは全国で規格が決まってるらしく、どこのメーカーでもSはS、MはMらしいです。百均で試しに買ってみて、自分の歯間のサイズがSSかSかMか、一度調べておけばそのあとはぴったりサイズを使うとよいでしょう。
衛生士さんによると2週間ぐらいは同じブラシを使えるそうなので、意外と経済的です。
歯科衛生士さん伝授、歯間ブラシの使い方
これも歯科衛生士んさんに教えてもらったのですが、歯間ブラシは先端を曲げるとサイドの歯間にも届きやすくなるのでおすすめです。ただし、針金の部分を曲げると折れやすくなるので、樹脂の部分から折り曲げるのがポイント。
こんな感じに折り曲げる
最初からL字型に曲がっている歯間ブラシでも良いと思います。
また出し入れするときに多少上下にも揺すってやるとよいようです。
さらに、ブラシの汚れはあまり神経質に1回1回取る必要はなく、最後に口をゆすげばざっと流れてくれるそうです。
歯周病の改善にも歯間ブラシ
というわけで、歯間ブラシを始めて2ヶ月以上経ちました。
歯磨きの時間は確実に短縮できました。
では歯周病気味の歯の不調はどうなったか。
結論的には、ほとんど気にならないぐらいに改善されています。
完全に快癒した、とまでいい切るのは躊躇しますが、今まで時々腫れたりうずいていた歯茎の不調がこのところほとんど出ていません。
歯間ブラシの清掃効果か、マッサージ効果かはわかりませんが、僕の場合は歯周病にも効果があったと言って良いと思います。
まとめ
今やすっかり歯ブラシ+歯間ブラシが習慣になってしまいました。
歯の磨き過ぎも改善しました。
歯間ブラシが習慣になって以来、歯茎の不調もかなり改善されています。
みなさんも歯ブラシの後の歯間ブラシを習慣化してみてはいかがでしょう。
80歳で20本の歯を残すことを目標に。
*1:その後、ブラシの質が良いデンタルプロの歯間ブラシに変えています。値段的にも実は安い。