歳を取るごとに涙腺が緩くなってきた中高年に送る、泣ける漫画、略して泣漫シリーズ第1回(第2回はあるのか?)。
高校オーケストラ部の青春群像劇「青のオーケストラ」。漫画好きはもちろん、クラシック音楽好きにもおすすめ。
どんな漫画かというと
一言でいうと高校のオーケストラ部を舞台にした青春譚。
とある理由でヴァイオリンを弾くのを辞めた、元・天才少年、青野 一(あおのはじめ)。 将来の進路を漠然と考えていた中学3年の秋、一人の少女と高校のオーケストラ部と出会い、止まっていた彼の時間が動き出す—— 音と音、人と人が繋がっていく、アンサンブル青春ドラマ、開幕。(裏サンデーより)
オーケストラ部のモデルは千葉県幕張総合高等学シンフォニックオーケストラ部だそうな(公式ページ)。
コミックスは現在8巻まで。後述のように今なら無料で読める。
どこが泣けるのか?
演奏シーンに尽きる。
物語は、定期演奏会のメンバー選抜オーディションから、定期演奏会、コンクール、と進みますが、とにかくどの演奏シーンも泣ける!
物語に登場する楽曲は次のようなもので、おなじみのものも多し。
- 軽騎兵序曲(スッペ)
- G線上のアリア(バッハ)
- ヴァイオリンとチェロのための二重奏(コダーイ・ゾルターン)
- ユーモレスク(ドヴォルザーク)
- カルメン〜前奏曲(ビゼー)
- くるみ割り人形組曲(チャイコフスキー)
- 四季(ヴィヴァルディ)
- 交響曲第9番〜新世界より(ドヴォルザーク)
- サムソンとデリラよりバッカナール(サン=サーンス)
特にメンバー全員による定期演奏会やコンクールのシーンは、演奏とオケ部部員たちのそれぞれの物語をオーバーラップさせながら感動的に描かれており中年の緩んだ涙腺を大いに刺激してくれる。
僕がもっとも好きな場面は、定期演奏会、中でも6巻のくるみ割り人形、花のワルツのシーン。 親目線も加わって号泣せざるを得ないのだ。詳しくはぜひ本編をご覧あれ。
引用:青のオーケストラ 6巻 37話
おすすめの読書法
演奏シーンが出てきたら、YouTubeなどで原曲を聞きながら読むのがおすすめ!というか、必須だと思います。やっぱり音楽の力は偉大。泣きが違います。
ちなみに、コンクールで演奏された「バッカナール」のシーンを読むときはこちらのYouTubeがおすすめ。すんごい鬼気迫る演奏で、マンガのシーンとめっちゃシンクロしますよ。
今ならただで読めます
最新話は小学館のウエブコミックサイト「裏サンデー」で連載中(現在59話まで掲載)だが、読めるのは最初と最新の数話。
サイトで公開終了している話は今ならアプリ「マンガワン」で無料で読める(iOS/Android)ので、こちらがおすすめ。
というわけで
ストレス解消にいいといわれる涙活。感動の涙は劣化した心を修復する効能があるそうな。
我々終活世代も、せっかく緩くなった涙腺を大いに活用して、涙活に励もうじゃありませんか。