こんな記事がありました。
日本で毎年相続される財産は総額で50兆円とされる。しかも、そのうち分割が難しい不動産と自社株の占める割合は3分の2にも上ることが、円滑な相続の阻む“壁”となっている。「相続」をどうすれば円滑化できるのか。状況を打開するためにキャピタル・アセット・プランニングが取り組んだ切り札が「遺伝的アルゴリズム」によるAIを活用した独自シミュレーションシステムだった。
相続実務で最も苦労するのが不動産と非上場株式の分割です。 評価が非常に難しい。 だからこそ、ある種の専門家の腕の見せ所となっていたわけです。 これまではね・・・
しかしこれからは、財産分割の問題はFinTechが解決していきますよ!・・・というお話。
このシステムにを使うと、財産目録や相続人や資産の利回りやらを入力して、相続人ごとの目標額を設定するだけで、人工知能(AI)により、あっという間に(わずか4秒!)、適切な分割額やキャッシュフロー額などをシミュレーションしてくれるそうです。 その結果をグラフや表でわかりやす~く表示してくれる。
いいですね~!私も早く仕事で使ってみたいです。
ただ、相続の問題って、このようなシステムだけですべて解決するわけではありません。 AIはあくまで客観的に数値化できるものをシミュレーションしてくれるものにすぎません。 今のところは。
とすれば、これからの専門家は、こういったAIシステムをうまく利用して、カウンセリングやコーチング、コーディネートとった人対人の部分で問題解決にあたっていくことになるでしょうし、そうならざるを得ないでしょう。
このシステムが「ハイブリットFinTech」と銘打っているのも、金融事業はあくまで人とAIの共創で支援していくものであるという思想からだとのこと。
その謙虚さや良し、です(^^)
でもね、AIがどんどん発達していけば、この先はどうなるかは・・・(;・∀・)