各所で絶賛のジャズ青春映画『BLUE GIANT』見てきました。
原作は数巻しか読んでないけど、ジャズ好きな小生には外せない映画。
音楽はあの上原ひろみです。
正直、ライブシーンでは泣きました。魂が震えました。
でも、それを上回って残念極まりない映画でした・・・
ストーリーも音楽も最高!なんだが
原作は石塚真一による漫画『BLUE GIANT』。
高校生で世界一のジャズプレイヤーになると決心し、実際に世界一流のサックスプレイヤーになった主人公宮本大の回想録。
今回はその宮本大の日本におけるデビューストーリーを映画化。
今だと漫画アプリ(LINEマンガとか)だと無料で4巻ぐらいまで読める。
今作は第一部の仙台〜東京編で、原作は全10巻。
そのストーリーを上手く取捨選択して2時間の映画にまとめている。そこは単純に凄い。違和感なかったもんね。
あの鼻にかかった声は特徴的で、油断するとあの顔が浮かんでしまうんだが、芝居は確かで違和感なし。
他の声優陣もいい演技してた。
音楽は世界の上原ひろみで、こちらは文句あろうはずもなく。
彼女が作った劇中曲も思わずアルバムを買おうかと思うレベル。
そこまでは★5つの名作レベルなのだが・・・
物売るレベルじゃねーぞ!って言いたくなる残念無念のCG
もう皆言ってるのあえて言及したくないんだけどね・・・
肝心要のライブシーンで、セルアニメとプロの演奏を3Dキャプチャしたであろう3Dアニメが行ったり来たりで混在するんだけども・・・
それだけならよくあるパターンだが、この3DCGアニメがまさに「金取って見せていいレベルじゃねーぞ!」と叫びたくなるぐらい酷い。40年前のゴルゴかお前は。*1
イメージ的には昔なつかしプレステの「パラッパラッパー」のようなペラペラしたCGです。
せっかくいいライブで魂が揺さぶられんとしているのに、この糞みたいなCGがしょっちゅう挟まれることによりテンションダダ下がり・・・
つい先日みたTHE FIRST SLAM DUNKの3Dアニメーションが史上最高レベルだったこともあって、まあ残念極まりない。
なんで原作者はこれでGoサインだしたのか謎すぎる・・・(イノタケ先生は3DCGに一枚一枚細かい指示を出していたのに・・・)
この糞3DCGさえなければ何回もリピートしたくなっただろうし、JAZZを知らない人にも文句なしに進められたのに・・・・
と思うと残念極まりなし。
予算がなかったのか、これが意図した演出なのか不明だけど、ほとんどの人が酷評してることからしても、まったく成功しているとはいえないと思う。
もし時間がなくて不完全な状態で公開してしまったんなら、円盤や配信で出すときに完全版にして出して欲しい。出たら絶対買うので、ダメ元でお願いする。
というわけで、残念ながら音楽もストーリーもセルアニメ場面もよかったのに、糞CGのおかげで★3です。ほんま残念。
★★★★ 4/5点 おすすめ!
★★★ 3/5点 一見の価値あり
★★ 2/5点 お暇なら
★ 1/5点 時間の無駄